おはようございます。今朝は、曇空ですね。
午後はあぶないですよ。傘の準備を忘れないでね。

今朝は、「長時間労働の削減! 厚生労働省が本気を出した証のパンフレット」ニュースです。
なかなか、よくできています。

長時間労働の削減! 厚生労働省が本気を出した証のパンフレット

長時間労働の削減! 厚生労働省が本気を出した証のパンフレット

厚生労働省から、パンフレット「長時間労働の削減に向けて」(全8ページ)が公開されました。

【長時間労働の削減に向けて】
http://www.check-roudou.mhlw.go.jp/pdf/chojikanroudou.pdf

 このパンフレットでは、長時間労働解消に向けた取組として、以下の7つのチェック項目が挙げられています。

 □ 36協定は限度基準などに適合したものとなっていますか?
 □ 労働時間を適正に把握していますか?
 □ 年次有給休暇の取得を促進していますか?
 □ 産業医や衛生管理者などを選任していますか?
 □ 衛生委員会などを設置していますか?
 □ 健康診断や健康診断結果に基づく適切な事後措置などを実施していますか?
 □ 長時間にわたる時間外・休日労働を行った労働者に対し、医師による面接指導などを実施していますか?

 また、長時間労働による影響(企業のリスク)として、①「労働基準監督署による書類送検→刑事罰や事業場名の公表、社会的信用の失墜、新規採用難」、②「労働基準監督署による労災認定」、③「民事訴訟→多額の賠償金の支払」の3つが挙げられ、事例として次の内容が紹介されています。

<違法な長時間労働が認められたことによる送検事例>
 ・労使で定めた上限時間を超えた違法な長時間労働が行われていたもの
 ・適法な36協定を締結しないまま違法な長時間労働が行われていたもの

<長時間にわたる過重な労働による過労死に関する労災認定事例>
 ・おおむね1か月間にわたる過重労働により「心筋梗塞」を発症した事例
 ・極度の長時間労働により「うつ病」を発病した事例
<過労死を発生させた事業場に関する民事裁判事例>
 ・長時間労働の結果、急性心不全により死亡したケースの裁判事例
 ・長時間労働の結果、うつ病を発病し自死したケースの裁判事例

 長時間労働削減に取り組もうとしている顧問先企業への説明等の際にぜひこのパンフレットを活用しましょう!(都道府県労働局や労働基準監督署、ハローワーク等でも配布しているそうです)