Q. 採用時の選考書類、入社時の提出書類はどのように考えればよいですか?

A. 「採用選考をする時の提出書類」と「採用決定時の提出書類」を
明確に区分することが望ましいと考えます。

採用選考をする時の提出書類は通常は次のとおりです。

(1) 履歴書(提出日前3か月以内に撮影した写真を貼付させるものとする。)
(2) 職務経歴書またはジョブ・カード
(3) 健康診断書(提出日前3か月以内に受診したものに限る。)
(4) 学業成績証明書及び卒業(見込)証明書(新卒者に限る。)
(5) 在留カードの写し(在留資格を有する外国人に限る。)
(6) 各種資格証明書
(7) その他会社が必要とするもの

 

(1) 履歴書(提出日前3か月以内に撮影した写真を貼付させるものとする。)

ほぼ全ての企業で提出を求めています。採用時の提出書類としてはかかせません。

(2) 職務経歴書またはジョブ・カード

履歴書は学歴・職歴を順番に記載する欄が設けられています。
職務経歴書は履歴書では記載できない具体的なキャリアを補完、入社する意思を強く
アピールするためのものとして用います。入社時の選考書類としては増加傾向です。

「ジョブ・カード制度」では、正社員の経験が少ない方などが正社員になることを
目指して、ジョブカードによるきめ細かなキャリア・コンサルティングを通じ
企業実習と座学を組み合わせた実践的な職業訓練(職業能力形成プログラム)を
行います。

「ジョブ・カード」には、求職者の志望動機や職務経歴のほか、これまでの職務の中で
得た知識・技能・自己アピール、就業に関する
目標・希望等が記載されています。
活用者も増えているため、今後は
求める会社も多くなるでしょう。

(3) 健康診断書(提出日前3か月以内に受診したものに限る。)

健康診断書の提出は、応募者の適正と職務遂行能力を判断するためのものです。
雇入時の健康診断とは別のものと考えてください。

応募者の採用が決定した場合は、当該健康診断書の提出をもって雇入時の健康診断を
実施したものとみなすことは差し支えありませんが、法定の検診事項を網羅している
必要があります。

健康診断の内容は、採用選考のため、合理的かつ客観的にその必要性が認められる範囲に
限定されます。

厚生労働省は「就職差別につながるおそれがある」として、適正や能力の判断に不要な
採用時の●肝炎ウィルス検査、●血液検査や健康診断を行わないように指導をしています。

公正な採用選考をめざして【厚生労働省】

(4) 学業成績証明書及び卒業(見込)証明書(新卒者に限る。)

(5) 在留カードの写し(在留資格を有する外国人に限る。)

(6) 各種資格証明書

調理師、その他資格を取得している場合は証明できる書類を求めましょう。
自動車をつかう仕事の場合は定期的に運転免許証を必ず確認する必要があります。

(7) その他会社が必要とするもの

 

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