おはようございます。

昨日の午前中の雨は凄かったですね。

折り畳み傘は、忘れるわけには
いきません。

今日も元気だしていきましょう。

本日は、再チャレンジ推進 中間とりまとめのニュースです。

労働者のキャリア形成を積極的に
支援することなどを内容とする
平成13年の職業能力開発促進法の改正を契機として、
キャリア・コンサルティング実施体制の整備のために、
キャリア・コンサルタントの養成が推進されているところです。

しかし昨今の労働者の職業能力開発をとりまく
状況が変化する中で、労働者のキャリア形成支援の重要性が
高まるにつれて、養成されたキャリア・コンサルタントの
資質向上と活躍の場を広げることが新たな課題として
明らかになってきました。

 このような状況を踏まえ、中央職業能力開発協会では
厚生労働省の委託を受け、「キャリア・コンサルティング研究会」
(座長:桐村 晋次 法政大学キャリアデザイン学部教授)と
3つの分科会を設置して検討を行い、このたび、下記のとおり報告書を取りまとめたので発表いたします。

(報告書概要及び本体は添付のとおり。)

1. キャリア・コンサルティング実施のために
必要な能力体系の見直し等に係る調査研究

(○報告書の概要)

 平成14年4月にキャリア・コンサルティング実施の
ために必要な能力体系が策定されてから約3年が経過し、
養成されたキャリア・コンサルタントの数は
着実に増加しつつあります。

しかし、一方で養成されたキャリア・コンサルタントの
資質確保の問題も指摘されています。

そのため、キャリア・コンサルタントの養成や
活用の現状等を踏まえ、キャリア・コンサルタントの
資質確保の基盤となる能力体系、
養成講座及び能力評価試験のあり方について、
整理・見直しを行いました。

能力体系の見直しについては、
現行のカテゴリーをわかりやすく整理し、
特にカウンセリング・マインドの重要性、
職業キャリアに関する知識・理解の重要性、
メンタルヘルスに係る一定の能力の
必要性について強調しました。

また、養成講座のあり方については、
「望ましい養成講座のあり方」として、
モデルカリキュラムを示し、
養成講座の実施体制、
講座内容の側面から求められる要件を整理し、
能力評価試験のあり方については、より適切な試験の実施体制及び試験内容のあり方を示しました。

各キャリア・コンサルタント養成機関等には、
今回の見直しを受けて、養成講座や能力評価試験の
更なる充実が期待されます。

 【標準レベルのキャリア・コンサルタントに必要となる能力体系の見直し等に係る検討委員会(座長:小野 絋昭 産能短期大学能率科教授)】

2. キャリア・コンサルタントの資質確保体制の整備に係る調査研究
(○報告書の概要 ○報告書本体)

 キャリア・コンサルタントの資質向上を支援するため、平成16年度に、(1)実務研修(インターンシップ)を通して実践経験を積むとともに、(2)上級者から適切な助言や指導(スーパービジョン)を受けながら、(3)不足している知識・スキル等を研修等で学ぶ、という枠組みを提示しているところです。
 今回の研究では、このうちスーパービジョンについては、早急に確立すべき課題であるとの認識のもと、試行的に実施し、今後のインターンシップとスーパービジョンを組み合わせた資質確保体制の構築に向け検討を深めました。
 【キャリア・コンサルタントの資質確保体制の整備に係る作業部会(座長:石崎 一記 東京成徳大学人文学部教授)】

3. キャリア・コンサルティング導入・展開事例に係る調査研究
(○報告書の概要)

最近の数年間で、企業や教育機関、
また、地域におけるキャリア・コンサルティングの取組みは
徐々に広がりつつありますが、
一方で、キャリア形成支援の意義や目的、
その効果について、企業・教育機関関係者に
十分理解されているとは言い難いのも事実です。

また、地域における取組みもまだ限定的で、
今後一層拡大することが期待されています。

今回の研究では、キャリア形成支援に
積極的な企業に対しアンケート調査等を行い、
その結果を踏まえ、企業において
キャリア・コンサルティングを導入・展開する際の具体的な
考え方、留意点を提示しました。

また、教育機関に加え、地域において
キャリア形成支援プログラムを試行し、
その効果を紹介するとともに、
教育機関・地域における普及のポイント・留意点を提示しました。

【キャリア・コンサルティング導入・展開事例検討委員会(座長:桐村 晋次 法政大学キャリアデザイン学部教授)】

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