社会保険労務士です。渋谷で開業しています。

高山英哲こんにちは、高山英哲です。

あなたと、本日協議するのは「日本郵政の正社員の手当廃止」についてである。

日本郵政は働き方改革で、今まであった正社員の手当廃止し、格差是正へと、動き出した。

同一労働同一賃金ガイドライン案
http://www.mhlw.go.jp/stf/seisakunitsuite/bunya/0000190591.html

記事によれば、日本郵政グループの正社員約5千人の住居手当が今年10月に廃止される。

住居手当は、正社員のみ支給。

つまり、これを廃止することで、待遇格差が
縮まることにつながる。

こうした動きは、政府が考えてきた「働き方改革」とは、
別のものに、なっていく可能性が、出てきた。。

この事実は、あなたも、気になることで、あるだろう。

そこで今回は、あなたと、格差是正を目的とした「日本郵政が正社員の手当引き下げ」について、考えていく。

さっそく、ポイントを、チェックしていこう。

正社員の手当廃止が廃止された、理由

日本郵政グループは、日本郵政、日本郵便、ゆうちょ銀行、
かんぽ生命保険の4社からなりたっている。

廃止対象者は人数は、どのくらいか。

転居(転勤)がない労働条件である正社員は、約20,000人。
この中で、住居手当を受け取っている約5,000人が対象者ということになる。

超大企業とあって、すごい人数だ。

では、気になる減収額は、どうか?

1人あたりでは、年間最大32万4,000円の減収になる。

なぜ、こうした、結果になってしましっというと、きっかけは「日本郵政グループ労働組合」の春闘での要求だったからだ。

具体的にいうと、正社員だけに認めている「扶養手当」や「住居手当」など5つの手当を、非正規者へも支給を求めた。

こうした「日本郵政グループ労働組合」に対して、会社は理解を示した。

内容は「年始勤務手当」は非正社員への支給を認め、「住居手当」の廃止を提案した。

組合側は、当初は反対した。

しかしながら、廃止後も10年間は一部を支給するといった「経過措置」を設けることで、折り合いを、ついたことになる。

 

 

押さえておきたい、「同一労働同一賃金」が目指すもの

今回、日本郵政グループの手当廃止は、政府は想定しなかったはずだ。

その理由は、当初意図していたことと全く異なる内容で、
正社員の手当減っての決着だったからです。。

労働組合の同意にも、驚きだ。

「同一労働同一賃金」は今国会の最重要法案だ。
あなたも知ってのとおり、働き方改革関連法案に柱の一つとしても盛り込まれている。

 


同一労働同一賃金に関する主な法制度

http://www.mhlw.go.jp/file/06-Seisakujouhou-11650000-Shokugyouanteikyokuhakenyukiroudoutaisakubu/0000190516.pdf

ならば、「同一労働同一賃金」が目指すものは、なにか。

正規か非正規かという雇用形態にかかわらない均等・均衡待遇を確保し、同一労働同一賃金の実現に向けて策定するといった、考えからスタートしたはずだ。

つまり、同一労働同一賃金が目指すのは、いわゆる正規雇用労働者(無期雇用フルタイム労働者)と非正規雇用労働者(有期雇用労働者、パートタイム労働者、派遣労働者)の間の不合理な待遇差の解消だ。

長期間かけて、やってきたものが、いしつしか別のもの生まれ変わった。。

残念だ。

 

今こそ考えなおす、正規社員と非正規社員「待遇」

同一労働同一賃金のガイドライン案では、正規社員だけに支給される「通勤手当」「食事手当」などの待遇差は認めないとしている。

このガイドラインで非正社員の待遇が、正社員の待遇に引き上げられることを想定していた。

しかし、今回の日本郵政のケースは、想定外だ。

このような正社員の待遇の引き下げの、考えはない。

同一労働同一賃金を実現するといったアクションは、正規と非正規社員の間に、大きなあつれきを生む懸念もある。

だとしたら、日本郵政グループの判断を、国内最大の組合側が受け入れたことの、他社へも影響を与える。

こうした動きは、広がらないことを、祈る。

 

最後まで、お付き合いいただき、ありがとうございました。

あなたの会社の、改善の一助になれば幸いである。

 

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